うつでも幸せ ~たった7日間で今のつらさから抜け出せる7つのステップ~ 山口おさむ著
2月中旬発売予定!!
【内容紹介】
私は、この本を書くことでうつの人を減らそうとは思っていません。
うつを治す方法も書けません。
なぜなら、私自身、今でもうつだからです。
でも、うつでつらい人を減らすことはできると思っています。うつで自殺する人が一人でもいなくなってほしいとの思いから、この本を書いています。
20年前、うつを発症した当初は考えられませんでしたが、私は今うつですが幸せです。
もっというと、日々さらに幸せになっていると感じています。
あなたは、うつを治そうとしていませんか?
あるいは、うつな自分はダメだと思っていませんでしょうか?
もし少しでもそう思っていたとしたら、この本を読み進めてください。
私たちの人生の目的は、うつであろうと、うつでなかろうと、幸せに生きることです。
私は、20年前にうつになり、二度の強制入院を経験しました。
そんな私が、毎日幸せと感じられるようになったのは、ほんの4~5年のことです。
この本では、今うつで苦しんでいるあなたが、私みたいに15年もの時間をかけずに、たった7日間で意識を変えるきっかけが見つかるようにとの願いを込めて書きました。
第1章では、うつを受け入れるということ、そして、うつとうつ軸の違いについて書きました。
第2章では、自分自身を責め続けてきた私が、どうやって自己否定から抜け出したかについて書きました。
第3章では、他人との違いを受け入れること、そして周りを信頼する3つのステップについて書きました。
第4章では、たった7日間で生きるのがラクになり、うつでも幸せになれる7つのステップについて書きました。
どこかひとつでもピンときたところから、取り入れてみてください。
私みたいに、15年間もうつでもんもんとする必要はありません。
うつを受け入れて、幸せに生きる人生を、あなたも今日から始めませんか?
あなたの苦しさが少しでも減りますように。
【目次】
はじめに
第1章うつを受け入れる
うつとは
うつとうつ軸の違い
うつ人口の推移
うつと経済損失
うつ軸から自分軸へ
うつを受け入れる
第2章うつと私
電車に飛び込みたい
うつの原因
1回目の入院
2回目の入院
部下の給与明細
当時の私に足りなかったもの
うつの発症と人とのかかわり
第3章違いを認める
うつになるとき
周りを信頼する3ステップ
ステップ1:「今ここ」の感情を明確にし、未来に対する不安や過去からくる心配と区別する
ステップ2:心配や不安のある状態(今の自分自身)を受け入れる
一人でまなゆいをする方法
どんな自分も愛されている
ステップ3:それでもなくならない心配や不安は、自分の正直な気持ちをパートナー、親、または信頼できる友人のような大切な相手に伝えることにより解消する
相手に気持ちを伝える3つのコツ
第4章うつでも幸せになれる7つのステップ
Day1 無理をしない
Day2 自分の心をケアする
Day3 自分の身体をケアする
Day4 自分の居場所を見つける
Day5 自分の未来をいいイメージで埋め尽くす
Day6 スモールプレゼントをあげる
Day7 当たり前に感謝する
第4章 まとめ
おわりに
今、あなたはこれ以上ふんばれない自分の気持ちを押し殺して、厳しいノルマを達成するため、職場を何とか回すため、もう頑張れないよと心で叫びながら、それでも無理に頑張っているかもしれません。
たった一人で。
あるいは、今、あなたは部屋から出られず、もんもんとした気持ちのまま、周りから根性が足りない、やればできるはずだと言われ続け、早く社会復帰ができない自分を責めながら、今夜も不安で押しつぶされそうな、眠れない夜を過ごしているかもしれません。
たった一人で。
あるいは、今、あなたは周りの人間が全て敵のように感じ信じられず、仕事を頑張りながらも、誰かに足を引っ張られ、人間関係が最悪だよと悲しみにとらわれながら、誰も自分を正しく評価してくれないと涙にくれているかもしれません。
たった一人で。
うつを感じるあなたは、深い孤独を感じているかもしれません。
抱えている事情は、一人一人、違うでしょう。
持っている心の強さも、一人一人、違うでしょう。
でも、そのようにうつを感じる人は、日本中、世界中に大勢います。
そのあなたを心から心配し、寄り添いたいと思う人たちがいます。
あなたに笑顔が戻ってほしいと望む人たちがいます。
あなたは一人ぼっちと思っているかもしれません。
でも、どうか忘れないでください。あなたは一人じゃありません。
【プロフィール】
山口おさむ
1964年、四国高松生まれ。
医科大学職員。
33歳のときに、失恋をきっかけにうつを発症し、向精神薬を過剰摂取してしまったことにより強制入院。その後、47歳のときに、保証人関連のトラブルで再度うつを発症し、二度目の強制入院。
そのとき、発達障害の傾向があると診断され、発達障害を抱えながら、うつの症状に向き合う。
医科大学に勤務した当初は、職場の人間とのコミュニケーションがうまく取れなかったり、仕事を一人で抱え込んだり、無理をすることによってうつをこじらせていた。
しかし、理解ある職場のおかげで、人に頼ることや無理をしないことを少しずつ実践。うつにフォーカスを当てていた自分から、徐々に自分自身を大切にし自分軸で生きる自分に変化。
うつ軸ではなく、自分軸で生きることの大切さに気付き、ダメな自分も受け入れたことがきっかけで、周りとの人間関係が改善し、今では信頼できる人に囲まれながら、27年間の勤務を継続している。
うつ病で自殺する人を一人でも減らすことをミッションにしている。
プライベートでは、趣味の映画鑑賞や似顔絵を描く仲間に恵まれ、大好きな人たちのみに囲まれて、感謝に溢れた幸せな日々を送っている。